われらは錆びるが役に立つ
2022-23
ミクストメディア
これらは、作者が会社員として働きながら制作された小作品群である。
資本の中を縫って生きる人間はときに歯車にたとえられ、資本とともに進化するテクノロジーは仰々しい名前でたたえられる。
社会と隔絶されると社会への固定観念が増える。一方で、社会に長く触れるとそこでのコードに埋没していく。
歯車も技術も錆び付いていくが、それでも多少の役には立つ。
作者が社会人として生きる中での感覚を起点に、労働をめぐる人間とテクノロジーの関係を混淆させる。
なお各タイトルは、作者と同僚たちとの雑談から引用されている。
《互いに価値がないと良くない》2022
マシン、プライスキューブ
《ビジネスのための提案》2022
映像、予測変換機能
vote = input("投票を行います。賛成 / 反対 > ")
if vote == '賛成':
print('アグリーです')
else:
print('アグリーではありません')
このコードは、投票を行うプログラムです。
ユーザーに「賛成」か「反対」を選択させ、
「賛成」を選択した場合は「アグリーです」と表示し、
「賛成」を選択しなかった場合は「アグリーではありません」と表示します。
def anger_level(target):
if target.anger < 10:
return "すみません"
elif target.anger < 20:
return "申し訳ありません"
elif target.anger < 30:
return "大変申し訳ありません"
else:
return "心よりお詫び申し上げます"
このコードは、相手の怒りに応じて返答を変えるものです。
怒りが10未満の場合は「すみません」と返答し、
怒りが20未満の場合は「申し訳ありません」と返答し、
怒りが30未満の場合は「大変申し訳ありません」と返答し、
それ以上の場合は「心よりお詫び申し上げます」と返答します。