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われらは錆びるが役に立つ

​2022-23
ミクストメディア

​これらは、作者が会社員として働きながら制作された小作品群である。

資本の中を縫って生きる人間はときに歯車にたとえられ、資本とともに進化するテクノロジーは仰々しい名前でたたえられる。

社会と隔絶されると社会への固定観念が増える。一方で、社会に長く触れるとそこでのコードに埋没していく。

歯車も技術も錆び付いていくが、それでも多少の役には立つ。

作者が社会人として生きる中での感覚を起点に、労働をめぐる人間とテクノロジーの関係を混淆させる。

なお各タイトルは、作者と同僚たちとの雑談から引用されている。

スクリーンショット 2023-10-30 20.24.05.png

《互いに価値がないと良くない》2022
​マシン、プライスキューブ

《ビジネスのための提案》2022
​映像、予測変換機能

vote = input("投票を行います。賛成 / 反対 > ")

 

if vote == '賛成':

    print('アグリーです')

else:

    print('アグリーではありません')

 


このコードは、投票を行うプログラムです。
ユーザーに「賛成」か「反対」を選択させ、
「賛成」を選択した場合は「アグリーです」と表示し、
「賛成」を選択しなかった場合は「アグリー
ではありません」と表示します。

def anger_level(target):

    if target.anger < 10:

        return "すみません"

    elif target.anger < 20:

        return "申し訳ありません"

    elif target.anger < 30:

        return "大変申し訳ありません"

    else:

        return "心よりお詫び申し上げます"

このコードは、相手の怒りに応じて返答を変えるものです。
怒りが10未満の場合は「すみません」と返答し、
怒りが20未満の場合は「申し訳ありません」と返答し、
怒りが30未満の場合は「大変申し訳ありません」と返答し、
それ以上の場合は「心よりお詫び申し上げます」と返答します。

《真人間講習》2022
Python

​協力:Ryo Simon

01.JPG

《死んだら何もないと思う》2023
仕事の過程で壊れた基板、額

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